MENU

怒涛の1週間:元国産加工メーカーが輸入卸に入社して感じたこと

石材輸入卸 南印度洋行

みなさん、こんにちは!
南印度洋行の中野です。

20年以上、国産の石材加工に携わってきた私が、突如として国際的な輸入卸、南印度洋行に飛び込んだ
わずか1週間で経験した衝撃と発見の数々を、率直にお伝えします。

あまりに怒涛の日々だったので記録として残さずにいられませんでした(笑)
それでは、どうぞ!

目次

月曜日:20年の思いとわかれ

長年お世話になった石材店を去る日。
正直、胸が締め付けられるような寂しさがありました。

20年以上勤めた会社を辞めるということは、それだけの重さがあるということを間際になって強く感じました。
一人一人の社員との最後の別れ、お世話になったお客様への挨拶…様々な想いがフラッシュバックのように蘇り、心が大きく揺さぶられました。

「え~っ本当なの?」
「それは寂しくなるなぁ。」

反応は様々でしたが、多くの方々が「頑張って」と声をかけてくださり、その言葉に胸が熱くなりました。
SNSでの退社の報告にも、様々な反応がありましたが、温かい言葉の数々に深く感謝しています。

変化は成長の証とは言いますが、長年の絆を感じる瞬間でもありました。
この経験、この感謝の気持ちを胸に、新たな挑戦へと踏み出す決意を固めました。

夕方、心を落ち着かせるため栃木県宇都宮市の光琳寺を訪れました。
友人である井上住職との静かな対話を通じて、これまでの感謝の気持ちと新たな決意がさらに深まりました。

お寺の穏やかな雰囲気の中で、人生の新しい章を前向きに迎える心の準備ができたように感じます。

火曜日:新しい会社に初出社 – 期待と不安の入り混じる1日

まだ前職への別れの悲しみが心に残る中、新しい会社への出社の日。
朝5時に家を出発し、車で東京都港区にある南印度洋行に向かいました。

オフィスに入る瞬間、緊張のあまり「おはようございます」がスムーズに出てこないほど。
でも、10数名の皆さんが立ち上がって挨拶してくださり、全員が自己紹介をしてくれたんです。
その温かい歓迎に、少し緊張がほぐれました。

その後、オフィスはカタカタカタカタとキーボードの音が鳴り響く別世界に。
教育担当の金谷さんが優しく指導してくださいましたが、メールの設定で3時間ほど苦戦。結局つながらず…。
初日の緊張も相まって、内心では「大丈夫かな」と動揺もありました。

午後には明日からのイベントのため山梨へ移動。
夜には、イベント主催者のプラスダイヤ宮下さんと、前のりした静岡の石屋さんと楽しくお酒を飲みました。
新しい出会いに心が躍る一方で、茨城の会社を辞めたことを知った方々から心配の電話があったり、「うちの会社に来ないか」というお誘いをいただいたり。
ほんとうに涙が出るほどありがたいです。

そして、この日のもう一つの大きな出来事。
SNSで南印度洋行への入社を報告したところ、多くの反響がありました!

多くの方々から祝福の言葉をいただき、その振り向けてくださった温かい心に感謝いたしました。
業界の皆さまの期待の大きさを感じると同時に、身の引き締まる思いでした。

新しい環境への期待と、長年の絆への未練。そして、多くの方々からの祝福と期待。
様々な感情が交錯し、まさに心揺れる1日でした。

水曜日・木曜日:プラスダイヤ展示会 – 熱気あふれる2日間

展示会では様々な石材工具を使用した催しものが行われます

山梨に到着し、プラスダイヤさんの展示会に参加しました。
こちらの記事に詳細がありますが、その盛況ぶりは想像を超えるものでした!

なんと、180人もの方々が集まったんです。
山梨の石材道具屋さんであるプラスダイヤさんが、ご夫婦で運営されているにも関わらず、これだけの集客力があるのは本当に脅威的。

改めて、リアルとSNSを組み合わせたハイブリッドな集客の威力を目の当たりにしました。
私もこのようなハイブリッド営業を目指したいと強く感じました。

この2日間、本当に多くの方々と話し続けました。
転職したことを知った方々から次々と祝福の言葉をいただき、その温かさに何度も胸が熱くなりました。
人と人とのつながりの大切さを、身をもって感じた2日間でした。

初日の夜は焼肉屋での懇親会。
その後、山梨の若手の石屋さんと一緒に甲府の飲み屋へ。

業界の未来を担う若い方々との交流は、楽しくて刺激的でした。
気がつけば午前様…。疲れも忘れるほど充実した時間でした。

2日目には、私自身も講演させていただく機会がありました。

テーマは「お墓参りの幸せについて」。

科学的な見地から、お墓参りが私たちにもたらす心理的・精神的な効果について話をしました。
皆さんが熱心に耳を傾けてくださり、本当にありがたかったです。

この2日間を通じて、石材業界の絆の強さと、そこに集う人々の情熱を改めて実感しました。
同時に、新しい会社での私の役割や、これからの可能性についても、より具体的なイメージが湧いてきました。

展示会が終わり、次の目的地である東京へと向かう車の中で、この2日間の出来事を振り返りながら、新たな決意を胸に秘めました。

リアルとデジタル、伝統と革新。

これらをうまく融合させ、石材業界にさらなる価値を提供していきたい。
そんな思いを強くした2日間でした。

金曜日:国際色豊かな新しい職場、そして温かな歓迎

南印度洋行 Tちゃん

南印度洋行 Tちゃん

プラスダイヤ展示会の興奮が冷めやらず、山梨のホテルで夜中に目覚めてしまいブログを書きあげました。

寝不足を押して朝5時に山梨を出発。
東京に向かう途中、中央道が自己渋滞。4時間以上かけてようやく本社に到着しました。

南印度洋行のオフィスの様子は、火曜日の静けさとは打って変わっていました。
仕入れ担当の平川さんが中国から帰国し、インド人の新入社員Tちゃんと積極的にコミュニケーションを取っていたのです。

当たり前のように英語が飛び交う様子に、まだ慣れていない私は強く憧れを感じました。
Tちゃんは私と同じ新入社員で、日本とインドをつなぐ架け橋として日本で修行中です。

輸入石材では、現地とのコミュニケーションが非常に重要。 品質管理や誤解防止に大きく関わってくるんです。
Tちゃんは将来、とても大切な役割を果たすことでしょう。

夜には、私とTちゃんの入社歓迎会を開いていただきました。
新しい仲間たちと楽しい時間を過ごし、これからの仕事への期待がますます高まりました。

この1日で、南印度洋行の国際的な雰囲気と、チームの温かさを肌で感じることができました。
言葉の壁や文化の違いはありますが、石材への情熱は万国共通。
これからの挑戦が、より一層楽しみになった1日でした。

土曜日:月例会議で感じた国際ビジネスの奥深さ

南印度洋行 国際ビジネス

昨日の歓迎会の余韻も冷めやらぬ中、今日は南印度洋行の月例会議に参加しました。
全国に散らばっている営業マンが集結し、会議の雰囲気は真剣そのものでした。

私は皆さんのプロフェッショナルな姿に圧倒され、ただひたすら耳を傾け、資料に目を凝らしていました。
実際、服部社長から何度か意見を求められた時も、すぐに反応できないほど深く会議に没頭していたほどです(笑)

この会議で特に印象的だったのは、品質管理に関する議論でした。
前職の国産墓石加工メーカーでの経験と比べ、国際的な石材取引における品質管理の難しさを痛感しました。

  1. 距離の問題:中国やインドの工場は遠く、マメな管理が困難。
  2. 文化の違い:異なる価値観や習慣が品質管理に影響。
  3. 石材の多様性と変化:国や地域によって異なる石材の特性への対応。刻々と変化する流通石種と石目への迅速な対応。

こういった課題に対し、Tちゃんのような架け橋となる人材の重要性を再認識しました。
彼が会議でインドの工場の状況を報告する姿は、とても頼もしく感じられました。

この日の経験を通じて、国際ビジネスの奥深さと、チームワークの重要性を強く実感しました。
言葉の壁や文化の違いを乗り越え、共通の目標に向かって協力し合う南印度洋行の姿勢に、私も早く貢献したいという思いが強くなりました。

新天地へ:心の揺れる1週間

20年以上勤めた石材店を去る朝、胸が締め付けられるような思いでした。

同僚たちとの最後の挨拶、長年お世話になったお客様への別れの言葉。
「頑張ってね」という温かい声に、目頭が熱くなるのを必死でこらえました。

南印度洋行への初出社。緊張で足が震える中、温かく迎えてくれた新しい仲間たち。
その瞬間、不安が少し希望に変わりました。

プラスダイヤ展示会では、多くの方々と語り合いました。
「おめでとう」「期待してるよ」という言葉の一つ一つが、私の背中を押してくれる。
そんな思いでいっぱいになりました。

英語が飛び交うオフィス、Tちゃんとの出会い。
「ここで本当にやっていけるのか」という不安が頭をよぎります。
でも、石材への情熱は言葉を超えて通じ合う。そう感じた時、心が少し軽くなりました。

月例会議では、国際ビジネスの複雑さに圧倒されました。
でも、真剣に議論を交わす仲間たちの姿に、「この一員になりたい」という強い思いが湧きあがりました。

新しい環境への期待と不安、長年の絆への未練、そして未知の世界への好奇心。
相反する感情が交錯する中で、私は一歩ずつ前に進もうとしています。

これから本格的に始まる南印度洋行での日々。
不安はありますが、この1週間で感じた温かさと出会いの喜びを胸に、新たな挑戦に向かって歩んでいきます。

これからの抱負

    この1週間の経験を踏まえ、南印度洋行での営業マンとしての新生活に向けて、次の3つを特に心がけていきたいと思います。

    1. 顧客ニーズの深い理解: 国内外の石材市場の動向をしっかり把握し、お客様一人一人のニーズに合わせた提案ができるよう努めます。
    2. デジタルとリアルの融合: プラスダイヤ展示会で見た効果的な集客方法を参考に、従来の営業手法とデジタルツールを組み合わせた新しい営業スタイルに挑戦します。
    3. グローバルな視点の活用: 国際的な環境で働く利点を活かし、海外の最新トレンドや商品情報をいち早くお客様にお届けできるよう、社内外のネットワークを積極的に活用します。

    新人営業マンとして、日々の経験を大切にしながら着実に成長していきたいと思います。
    皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    コメント

    コメントする

    目次