こんにちは!南印度洋行の中野です。
昨今、多くの石材店様から情報発信についてのご相談をいただくことが増えてまいりました。
そんな中で思うのが、皆さんハードルを高くし過ぎているということです。
小難しいSEO対策などのテクニックに目が行きがちで、習慣化につながらない。
なので、この記事では難しく考えずに情報発信を続けるコツについて
私の20年以上の情報発信経験からいくつかのポイントをお伝えできればと思います。
情報発信は難しく考えすぎないことが大切
多くの方が、情報発信というとSEOやロングテールキーワードなど、専門的な知識が必要だと考えがちです。
しかし、そうした技術的なことは後からついてくるものです。
実際、日々の業務や施工の様子を自然に書いているだけでも、必要なキーワードは自然と盛り込まれていきます。
継続的な発信がもたらす本当の価値
情報発信の真の価値は、検索順位の向上だけではありません。
私の経験から、以下の3つの点にこそ大きな意味があると考えています。
1. お客様の重要な判断材料として
お墓の建立は、ご家族にとって人生の中でも特に重要な決断の一つです。
数百万円という費用も決して小さくありません。
そんな中で、複数の石材店を比較検討される際、定期的な情報発信は大きな差別化要因となります。
なぜなら、実際の施工事例や完成したお墓の写真、お客様の声などを定期的に発信している石材店は、「実績がある」「信頼できる」という印象を自然と築くことができるからです。
これは、価格だけでは測れない大きな価値となります。
2. 信頼性の可視化
日々の仕事の様子を発信することで、石材店としての「素顔」が見えてきます。
例えば
- 実際の工房での加工の様子
- スタッフの技術研修への取り組み
- お客様との打ち合わせ風景
- 季節の装飾やお手入れの方法
こういった日常の一コマ一コマが、その石材店の誠実さや技術力を物語ることになります。
3. 技術力の証明
特に重要なのが、普段は見えづらい技術的な部分の発信です:
- コンクリート基礎工事の様子
- 耐震施工のプロセス
- 石材の品質検査の方法
- メンテナンス時の細かな対応
これらの情報は、技術力の高さだけでなく、アフターケアへの姿勢も伝えることができます。
続けることの大切さ – 小さな一歩から始める
情報発信を始めて最も悩ましいのが、アクセス数の少なさです。
「毎日更新しているのに、誰も見てくれない」「これだけ時間をかけて書いても、数人しか読んでもらえない」という声をよく耳にします。
実は、これは誰もが通る道であり、ここを乗り越えることこそが大切になってきます。
継続のためのヒント
無理のない継続のために、以下のようなアプローチをお勧めします
- 毎日の作業写真を1枚でも撮っておく習慣をつける
- 週1回など、無理のないペースで更新する
- 工程写真は必ず撮影し、後でまとめて記事にする
- お客様からよくある質問をストックしておき、記事のネタにする
- 季節の行事や年中行事に合わせた記事を計画的に用意する
長期的な視点で見る
アクセス数に一喜一憂せず、お客様の判断材料となる情報を着実に積み重ねていく。
blogやYouTubeなどのコンテンツは、いわばweb上の資産のようなものです。
それこそが、選ばれる石材店となるための強固な基盤づくりになります。
もちろんSEO対策といったテクニックも重要です。
ですが、それは習慣化した上で徐々に身に着けていっても遅くはありません。
まとめ
情報発信と聞くと、「SEOの勉強から始めなきゃ」「きちんとした文章力が必要かも」と身構えてしまいがちです。
でも、本当に大切なのは、毎日のお仕事の中での小さな一歩を踏み出すこと。
例えば、今日完成したお墓の写真を1枚撮って、「今日も無事に完成しました」と一言添えるだけでも立派な情報発信です。
基礎工事の様子を数枚の写真で記録するだけでも、お客様への大切な情報になります。
大切なのは「続けること」。
ぜひ、明日から始めてみませんか?
最初の一歩は、思っているよりもずっと小さなことで構わないのです。
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